ABOUT MINT

ABOUT MINTミントについて

日本のミント「ハッカ」の歴史

「ハッカ」と「ミント」は違う物と誤解される事もありますが、ハッカはミントの一種です。600種類もあると言われるミントは、大きく分けて、スペアミント、ペパーミント、和種ハッカの3つに分類されます。中でもメントール成分を多く含む和種ハッカ(以下:ハッカ)は、香料などの原料となる精油や薄荷脳(メントールの結晶)を採るための重要な作物として、かつて日本で大規模に栽培されていました。

ハッカは中国から渡来したという説が有力とされており、本格的に栽培されるようになったのは江戸時代の初期で、山城や大和地方(現在の京都・奈良)で多く栽培されていた記録が残っています。当時は葉を乾燥させて、生薬として利用されていました。江戸時代末期から明治にかけ、水蒸気蒸留の技術が本格的に導入され、精油を取り出すことが出来るようになると、ハッカ栽培は日本各地へ広がっていく事となります。更に、天然メントールの再結晶技術の導入・生産が始まると、天然メントールは明治から昭和初期にかけ日本の貴重な輸出品の1つとなりますが、太平洋戦争の影響によりハッカ栽培は壊滅的状況となります。

その後、ハッカ栽培の主産地は南米へと移り、1980年代には中国へ。そして1900年代半ば以降に現在の主産地であるインドへと移ります。現主産地であるインドでのハッカ原油生産量は世界全体の95%以上を占めています。

長岡実業のミント

弊社では良質のハッカ草から、多種多様のメントールやミント製品を作り、永年に渡って提供しています。豊富な経験を持った目でハッカを見つめ、様々な分野で確かな手応えのある製品を活躍させています。

テイラードミント

日常の暮らしの中に根ざした商品は競争も激しく、常に新しい物、唯一の物が求められています。差別化できる商品開発のためには、商品コンセプトにマッチしたミント原料が必要です。
私達は「ハッカ」という概念を越え、味、香り、形状を自由自在に各種ミントを使用した商品開発を行い、オリジナルなミント原料をご提供いたします。お客さまのニーズに対し、ミントのパイオニアだから出せる「答え」、それが“テイラードミント”です。

ミントの意外な一面

最後に意外なミントの意外な一面をご紹介します。
製造工程の中で抽出されたミント成分は、精製後に低温室でじっくりと時間をかけて結晶化させていきます。結晶化がある程度進むと、写真の様に結晶が花びらの様に広がり、幻想的な一面も見せてくれます。